夏色剣士
久しぶりの剣道が楽しくて、時間を忘れてしまう。

剣道もやりたいけど、介護も楽しいから、止める気は無いんだよね。

「……へぇ、ここが会場か……」

私は車から降りると、建物を見上げる。今回は、立ち位置が逆。

私が試合をして、真夏が観戦。お母さんとお父さんは、仕事が忙しいから来れないみたい。

「初夏、頑張ってね」

真夏の言葉に、私は「絶対に勝ってみせるから」と言って、頷いた。

私は真夏の思いも背負って、試合に望む。
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