Last note〜バタフライ編
"特性"は、個人の特徴や性格、遺伝から開花されるもの。
だから…特性も"その人の1部"なのに…。

クロハ「ごめんね、あげは…っ!」

クロハは泣いた。あの日の事故をずっと、謝れないでいたのだ。

だけど…あげはは……。

あげは「大丈夫だよ…クロハ。//」

クロハの手をとると、胸元でぎゅっと抱きしめた。

クロハ「なんで…だよっ。」

あげは「私ね、もうひとつの人格が…クロハで良かった。
私が…記憶喪失の間に、助けてくれたもの…。叔父さんが亡くなって、とても寂しかったけれど…クロハがそばに…心の中に、居てくれたんだね…///」

クロハ「……あげは。ありがとう…」

ぎゅっと、胸元で抱きしめられてたから、
クロハはハッとした。

クロハ「そ、そんなにくっつけないで?//
なんか…///」

あげは「え…?」

クロハから離した手の置き所に困る。

烏丸「…ぷっ♡///」

青山「烏丸、笑うな。
でも、何故、その話を?」

そう聞くと、クロハは困った顔をした。

クロハ「今年の儀式は、1度目は七夕。
そして、2度目は…陰松さんが亡くなる直前の日だった。」

青山「!!」

クロハ「開花して…ボクの様子が変わった事に気づいた陰松さんが、、
儀式を目撃して、争いになったんだ……。」

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