Last note〜バタフライ編
クロハは寒さと緊張で震える呼吸を整えると、叫んだ。

クロハ「……もう、貴方に従えない!
こんな儀式も、やめてやる!!
二度と!うちになんか帰らない!!」

田辺「誰が18年間育てたと思ってるんだ!?この日の為にどれだけ手をかけたと思ってる!?」

親として非情な言葉に躊躇うが、

クロハ「……父さんが、危険な実験とかをする限り、僕は認めない!!
今日ここで!戦って、決着をつける!!」

烏丸「クロハ…決心ついたか。」

田辺「くっ!…おまえ、この男共に洗脳されたか!?まぁいい。おまえに戦闘を教えたのもワシだ!負ける気はせん!」

田辺さんがクロハに襲いかかり、
クロハは応戦した!

クロハ「うぁぁぁーっ!!!!!」

バキバキと2人の周辺の木々が破壊されながら攻撃を交わし合う2人。

破壊音の連発が、戦闘の激しさを物語る。

烏丸「あいつらが来るまで頑張れや!」

ビュンッ!!

烏丸「うあお!?」

YATSUBIの突然の足技が繰り出された!
が、交わし、右足を軸に烏丸も回し蹴りをいれた!

烏丸「うらぁー!!」

奴美「くぅ…っ!?」

命中した奴美は木にぶつかるが、またすぐに身体を起こした。
体力はあるようだ。

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