Last note〜バタフライ編
青山(…やっと繋がった。俺じゃなかったら、真実に気づけなかった。)

じーっと視線を感じたので振り向くと、
海斗とあげはがいた。

青山「!?…あげはちゃん、起きたのか」

あげは「うん…夢に、クロハが出てきたの。」

青山「…助けに行きたいのか?」

あげは「うん!!//」

青山「絶対に、"無理はするな!"」

あげは「…!はいっ!//」ぴくっ!

海斗「おい…この子に魔性かけんなよ//」

青山「すぐ無茶するから。ごめん。」

あげは「んーん。今ので、青山さんが優しい"魔性"の使い方してた事、知れたから…///」

遠い夏の日の匂いを視たらしい…。

"Last note"同士でしか知れない感覚だ。
あげはの存在に感謝している青山は、
尚更この事件を解決してあげたくなる。

青山「あげは…君が現場で視た"Last note"の事だけど…あれは偽物だ。」

あげは「えっ!?//
でも、そんな事…どうやって…//」

青山「できる人もいるんだ。
だから、もう自分を責めるな。
俺が真実の匂いを見つけ出したから、帰ったら必ず、おじさんを殺した真犯人を捕まえてやる!」

その意志に、あげはも胸打たれた。

あげは「………っうん。わかりました。
青山さんを……信じます。//」

青山「よし!その調子だ!」
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