Last note〜バタフライ編

ー「あげはの特性」ー

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あげはがCSSに来て1日経った。
あのブラインドのある部屋を寝室として与え、夜は念の為、窓もドアも外から施錠した。

いわば軟禁にちかい状態なので、
昔誘拐事件に巻き込まれた矢崎さんは反対したが、あげは本人が了承した為、
無事に朝を迎えた。

あげは「おはよう…ございます。」

矢崎「おはよう!昨日は眠れた?」

矢崎さんのお下がりの服を寝巻きにしたあげはがドアを開けると、
矢崎さんは相変わらず朝から元気にお茶をいれていた。

あげは「はい。前は…独房みたいな所にいたので…凄く、良く眠れました。」

矢崎「そっか、良かった…///」

あげはは、最初大人しく立っていたが、
矢崎さんがテキパキと動いてるのを見て、ちょこちょこ後ろをついてまわった。

矢崎「…っっ♡どうしたの?あげはちゃん?♡///」(可愛い♡///)

あげは「……私、にも、何か出来ること…あれば、したいです。」

矢崎「!!(この子、自主性はしっかりあるのね。)なら、ソファのお掃除してみる?」

あげは「はい!//」

矢崎さんは喜んで教えた。
素直に聞いてくれる女の子が来て、嬉しいのもあるww

難波「おはよう、まどか!」

難波さんが早足できた。

矢崎「あ、おはよう♡今日早いね」

難波さんはちらっとあげはを見た。

難波「円香が久しぶりにあの部屋で寝泊まりするって訳だったからな。
早めに来たんだ。後、服も持ってきたぞ。」

矢崎「心配してくれたの?ありがとう♡」

あげはは、そんな2人を見て言った。

あげは「…2人は、ふうふ?」

矢崎「そうだよ!もう13年くらいだね」

難波「だな。円香も老けたなぁ。昔はピチピチしていて、可愛いかった。」

矢崎「ちょっとぉー!//老けたは禁句だってばー!//」

難波「冗談に決まってるだろ!//」

矢崎「リアルだからやめてー!デリケートな年齢なんなのよぉー!//」

あげは「……///。」

あげはは、二人の様子を、羨ましそうに見ていた…。
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