Last note〜バタフライ編
あげはの部屋で、矢崎さんが買ってきた
水色の下着を渡した。

矢崎「良かったぁーピッタリね!」

あげは「可愛い…水色、好き。」

矢崎「成長期だから、またサイズは変わるかもしれないけど…3着買っておいたから、貰って?」

あげは「本当に…ありがとう…です。」

矢崎「うん!」

あげは「……クロハとは、離れ離れになっちゃうのかな…また…。」

急に寂しそうな顔を見せた。

矢崎「あげはちゃん……//」

あげは「わたし……クロハが、私の事、想ってくれてるの、気づいてるよ。」

矢崎「えっそーだったんだ。」

あげは「でも……また、離れ離れになるなら、悲しくなっちゃうから…
私は、言わないの。//」

貰った下着を、大事そうに抱いた。

矢崎「あげはちゃんも……なんだね。」

少し、切なくなる。

あげは「でも…引き取られる先が、いい人達なら、応援する。
その覚悟はもう、出来てるの…っ!」

凛とした表情に、クロハを想う気持ちが強いのが伝わってくる。
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