Last note〜バタフライ編
烏丸「!?」

青山「もしかしたら、どこか自分と似た遺伝子を探していたのかもしれないな。」

中富「かもしれん。…どうする?
黒羽くんは田辺家の系列で引き取り先を探せるかもしれないが……きっと、CSSのメンバー達なら、もっといい案があるはずだろう?」

青山「!!……察しておられでしたか。」

烏丸「青山?何か考えてたんか?」

青山「あの二人を…また、離れ離れにするのは嫌だ。それは、俺の気持ちだけじゃない。本人たちも、お互いの幸せを願いつつも、それを望んでいる。」

中富「好きにすればいい。
君の特性で、視てくれるのが1番だ。」

青山「………はい!ありがとうございます。」

烏丸「青山、もしかして…さっきの家系図の件か?」

青山「うん。これで了承さえしてもらえれば、いいんだけど…」

その時、難波さんから電話が入った。

青山「はい、青山です。……えっ?!
分かりました!すぐに戻ります!」

中富「帰るか。」

青山は、少し考えた。
後ろめたそうにしている中富警視長の想いを。

青山「中富警視長も、一緒にお願いします!」

中富「え、何故、ワシまで。」

青山「志願してくれている人達がいるんです。2人の引き取り人として…」

烏丸「!!」

中富「……わかった。ついて行こう。」

3人は、CSSに戻る事にした。

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