Last note〜バタフライ編

ー「引き取り人」ー

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CSSに戻ると、ふわり優しい香りがした。

青山(…あの人達が、来てる。)

ドアを開けると、ソファの席で皆が待っていた。

青山「まさかそちらから訪ねてきてくれるとは…ご足労ありがとうございます。
三澄さん……。」

三澄「お加減、いかがですか?」

マキ「こんにちは。」

"Breath"の特性保持者の2人だった。

ちなみに、あげはとクロハは、
向かい側で大人しく手を繋ぎ、黙って座っていた。

青山「おかげさまで。では、話し合いをしましょうか…。」

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三澄「私達は、あげはちゃんの親権を引き受けようと思い、ここに来ました。」


クロハ「っっ!//」

あげは「三澄さん…?//」

青山「その理由は、これもあるんですかね?」

青山は陰松家の家系図を提示した。

三澄「!ご存じだったんですね…//」

そう、陰松家の家系図の中に、
【三澄家】の名前があったのだ……。

マキ「私達も、違うルートでこの件を知りました。優しくて穏やかで…いつも見守ってくれていた陰松さん。
これはきっと、何かの縁だと思ってます。だから……」

三澄「2人とも、自然が好きだし、クロハくんも良ければ。」

クロハ「えっ?!」

あげは「!!」

青山「2人ともを…ですか!//」
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