Last note〜バタフライ編
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夕方、捜査が入り、青山と烏丸は不在になる。

その間、相変わらず絵を描いて遊ぶ矢崎さんとあげは。

矢崎「今日も、黒い蝶。…飽きないの?」

あげは「描かなくちゃ…いけないの。
だから、描く。」

昨日の分も合わせれば、もう15枚も出来ていた。ひたすらに黒い蝶を描き続けるあげはに、矢崎さんは胸を痛める。

そして……その手に触れ、
ペンを進めるのをとめた。

あげは「………?」

矢崎「お腹、空かない?肉じゃが作るから、手伝ってくれる?」

あげは「……はい。」

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矢崎「じゃがいもはピーラーで皮を…」

スパンっ!!びゅんっ!……ぽと。コロ…

あげは「………あれ?」

矢崎「……」

包丁をじゃがいもに叩きつけた為、
ソファの方に飛んでいった。

だが、すっと再挑戦しようとするあげはを、矢崎さんは全力でとめた!

矢崎(危険すぎたぁ!)
「えと…じゃがいもいいから、そこのお肉だしてくれるかな?//」

あげは「すみません…//」

申し訳なさそうにいそいそと、お肉を袋から出す。

矢崎「…そうそう。うん、お鍋に雫が転がる位温まったら、お肉炒めようね。」

あげは「はい…っ。」

あげはは、自分が料理下手なのを知った…とゆうより思い出した?

そして、矢崎さんの手際の良さを観察しながらじっと見つめた。
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