Last note〜バタフライ編
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難波「年齢は大体、17〜19歳くらいじゃないかと、中富警視長は仰っていた。」

帰り道、おじさん3人であげはを語る。

青山「皆、娘や息子と同じくらいの歳かもしれないって事ですね。」

烏丸「最近の女子は成長が早いで?
もしかしたらそれ以下って事も。」

難波「…そういえば、円香が明日、あげはちゃんの為の服を買いに行きたいと言っていた。」

青山「あ…それもそうですね。女の子だし、他に何がいるだろう?」

難波「その辺は円香に任せて大丈夫だろう。それより、もう1人ついていくべきだ。」

烏丸「それは青山が適任やろ。こないだの、特性検査の結果はどないやったんすか?」

特性保持者の能力が、どの程度のものか検査済みだが……

難波「危険数値、SSだ。」

青山「!!」

烏丸「それって…青山と同等って事やん」

難波「ぁあ。だから…青山がついて行ってあげて欲しい。
街中で何かあっては困るからな。」

青山「そうします。」

烏丸「はーっ。"jump"も追わなあかんし大変やのぅっ」


特性の開花はまだ、
仕立ての方に思っていた…。

だが、危険数値SSと聞いて、
よほど開花時に色濃いトラウマを残したのだろうと思った。

あげはの特性は、
まだ、未知だ………。
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