Last note〜バタフライ編
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「叔父さんはなんでいっつも、絵ばかり描いてるの?」

「んー?それが仕事だからさ。」

「その絵は…わたし?」

「そうだよ……」

白いワンピースを着た、少女が、

麦わら帽子を被り、

満面の笑みでいる美しい水彩画…。

「あげは、君は私の…

"永遠の蝶"だから…」


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青山・あげは「「……はっ!!//」」

記憶の欠片がまたひとつ、

甦った瞬間だった……。

2人は、しばらく立ち尽くしていた。

烏丸「長かったな…大丈夫か?」

矢崎「電気、どこだろ……」

矢崎さんが、手探りで電気をつけた。

中央に絵の具のシミが沢山ついた、木のテーブルがあるだけの、

閑静な部屋だった……。


キャンパス台もそばにあるが、
絵はない。もう処分されたのだろうか?

奥の窓には薄黄色のカーテンがまだかかっていたり、左側に奥の部屋があったので入ってみると、キッチンのようだ。

鍋などの食器はあるが少ない。生活感はあまり感じなかった。
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