Last note〜バタフライ編

中富「その少女…あげはを、CSSでしばらく預かって欲しいんだ。」

青山「え!?」

中富「彼女はまだ、事件に関与していたか不明だが、恐らくその可能性のが高いだろう。
それに…未成年の可能性もある今、本部で拘束する訳にもいかない上に……
CSSでないといけない理由があるんだ。」

青山「!」

烏丸「つか、その"あげは"って、本名なんすか?」

中富「あぁ。唯一分かった情報だった。被っていたキャップのタグに、アルファベットで表記されていたんだよ。」

青山「名字がわからず名前だけ、ですか…」

中富「……CSSに願う理由は、彼女が来たら分かる。やっと来たな。」

本田「すいません!お待たせしました!」

本田警部が事務所に入ると、後ろに隠れてる女の子の、長い黒髪がひらりと見えた。

中富「本田くん、随分手こずったようだな。」

本田「すいません!ほら、ここの人達は何も怖くないよ。僕達の仲間。」

本田警部の優しい口調を受け入れた女の子は、
不安げな顔で、そっとこちらを覗く。

烏丸「お、めちゃ可愛いやん。」

矢崎「烏丸くん、シーっ。」

青山は、
彼女の大きな瞳と

目が合った………。
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