蓮華草
飛び散るガラスが光に反射して
キラキラと輝くのが綺麗だ。と思えたのはたった数秒で次の瞬間には勢いよくガラスが突き刺さり、
痛みに倒れ込みそうになった。

「今すぐ保健室に行こうか」

そんな私を受け止めたのは、
その場に居合わせた大輝と春だった。

「大丈夫、です......」

2人に関わりたくない一心で
何とか立ち上がろうとするものの、
足にまでガラスが刺さっているのか、痛みで立ち上がる事ができない。
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