蓮華草
保健室に入ってすぐ、私を見た先生の第一声だった。
真昼が事の詳細を告げると
春はそっと私を椅子に座らせて、自分も椅子に座る。
そのまま戻ってくれれば良かったのに。
とも思ったが、彼の制服は私の血で所々汚れており、とてもじゃないが戻れそうにはなかった。
先生は直ぐに私の身体中に突き刺さったガラスをピンセットで抜き取って
周辺を水ですすぎ、
止血を施してガーゼを貼ってくれた。
「これ、予備あるからまた洗って返しに来てね。血はなかなか取れないからこっちで洗濯しておくわ」
「ありがとうございます」
真昼が事の詳細を告げると
春はそっと私を椅子に座らせて、自分も椅子に座る。
そのまま戻ってくれれば良かったのに。
とも思ったが、彼の制服は私の血で所々汚れており、とてもじゃないが戻れそうにはなかった。
先生は直ぐに私の身体中に突き刺さったガラスをピンセットで抜き取って
周辺を水ですすぎ、
止血を施してガーゼを貼ってくれた。
「これ、予備あるからまた洗って返しに来てね。血はなかなか取れないからこっちで洗濯しておくわ」
「ありがとうございます」