蓮華草
「勝手な事をしてごめんなさい
泣かないで、春。
春は何も悪くないんだから」

暫くして青年が顔を上げる。
その瞳には何か強い決意を感じた。

「俺の話、聞いてくれる?」
「......大輝と真昼、呼んでもいい?2人とも同じくらい心配してる」
「美蓮が言うなら」

春は頷いて携帯で大輝と真昼を呼び出した。
< 30 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop