蓮華草
考え事をしながら
入学式を終えて自分の教室に入ると
早速、春という名の青年を中心にグループが出来上がっていた。
どうやら先程見たもう1人の青年、大輝とやらも同じクラスだったらしく、
彼の笑い声が教室に響いては、他の生徒達もつられて笑う。
まるで明るい太陽の様だった。

それとは反対に春の方は落ち着いていて
大輝を時折宥めるように
話しかけている。
その様子に2人の仲の良さを垣間見た。
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