蓮華草
「ねぇ、春
────────〇〇〇〇」
「え?」
強く吹いた風に最後の言葉をかき消されてしまったが、それで良かった。
きっとこの言葉を伝えられる日が、
また必ず来ると信じていたから。
────────〇〇〇〇」
「え?」
強く吹いた風に最後の言葉をかき消されてしまったが、それで良かった。
きっとこの言葉を伝えられる日が、
また必ず来ると信じていたから。