(短編)初恋オムライス
プレゼント
(プレゼント)
「くるみちゃん、ちょっとこっちにきて」
数日後のこと、バイト中に浅野くんに呼ばれてフロアの隅に連れて行かれた。
「あのさ、これよかったらつかって」
彼はポケットから紙袋を取り出して私に差し出した。
「えっ?私にですか?」
「そんなに高価なものじゃないから。ハンドクリームだよ」
うっ。私の手が荒れてるのそんなに目立ってたのかな。女の子らしくない手って思われてたかも。
って思ったら急に恥ずかしくなってしまう。確かに厨房では水仕事が多いから私の手はいつもガサガサになっている。
「あ、ありがとうございます」
おずおずと受け取る時に一瞬だけ、手と手が触れ合いビクッとした。うわっ、こんな意識してるみたいな反応したらダメでしょ私ったら。
「くるみちゃん、ちょっとこっちにきて」
数日後のこと、バイト中に浅野くんに呼ばれてフロアの隅に連れて行かれた。
「あのさ、これよかったらつかって」
彼はポケットから紙袋を取り出して私に差し出した。
「えっ?私にですか?」
「そんなに高価なものじゃないから。ハンドクリームだよ」
うっ。私の手が荒れてるのそんなに目立ってたのかな。女の子らしくない手って思われてたかも。
って思ったら急に恥ずかしくなってしまう。確かに厨房では水仕事が多いから私の手はいつもガサガサになっている。
「あ、ありがとうございます」
おずおずと受け取る時に一瞬だけ、手と手が触れ合いビクッとした。うわっ、こんな意識してるみたいな反応したらダメでしょ私ったら。