(短編)初恋オムライス
私の大好きなオムライスが完食されたっていうだけで、こんなに嬉しい気持ちになるんだ。
「あ」
「えっ?」
顔を上げたら、まだ目の前にバイトリーダーの浅野くんがいて、こっちをじっと見つめていた。
「ごめん、なんでもない」
目が合うとそう言って慌ててレジの方へ走っていく彼。
どうしたんだろう。もしかしたら皿に笑いかけてたキモい奴って引かれちゃったのかも。
さすがにちょっと恥ずかしいな。
高校3年生の浅野 日向(あさの ひなた)君は、ここオムライス専門店 YADORIGI(やどりぎ)のバイトリーダーで、フロア専門のアルバイト。
バイト歴は2年半のベテランスタッフで、笑顔が爽やかではっきりとした顔立ちのイケメン。しかも高身長でスタイルもいい。
「あ」
「えっ?」
顔を上げたら、まだ目の前にバイトリーダーの浅野くんがいて、こっちをじっと見つめていた。
「ごめん、なんでもない」
目が合うとそう言って慌ててレジの方へ走っていく彼。
どうしたんだろう。もしかしたら皿に笑いかけてたキモい奴って引かれちゃったのかも。
さすがにちょっと恥ずかしいな。
高校3年生の浅野 日向(あさの ひなた)君は、ここオムライス専門店 YADORIGI(やどりぎ)のバイトリーダーで、フロア専門のアルバイト。
バイト歴は2年半のベテランスタッフで、笑顔が爽やかではっきりとした顔立ちのイケメン。しかも高身長でスタイルもいい。