（短編）初恋オムライス

性格も、明るくて優しいし仕事もテキパキこなすからリーダーに選ばれるのも納得だ。


私、大石くるみは高校２年で、このお店の厨房のお手伝いのバイトをして2ケ月めになる。


性格は人見知り気味なので、お客様相手の接客は自信がないから、厨房スタッフになれて満足していた。


お皿を洗ったり、盛り付けのお手伝いや、材料の下ごしらえ等が私の仕事。


子供の頃から大好きだったこのオムライス専門店で、バイトをするのが私の夢だった。


ウィーン


自動扉が開いてお客様が、入ってくると全員でいらっしゃいませーって心をこめてご挨拶する。


浅野くんが素早くお客様の元へ行き席までご案内する。


それは常連のお子様連れのお客様。


「こんにちは。みうちゃん今日もお腹一杯食べていってね」