(短編)初恋オムライス
訳がわからなくて、そっとみうちゃんのお母さんの方を見たけど困ったように笑っているだけ。
「みうちゃん、ごめんね。今日もあっくんは来ないんだ」
みうちゃんの前で小さく屈んで、諦めてもらおうとして謝る。
ここ最近、大好きなあっくんに会えなくて、いつも残念そうだったから。みうちゃんをがっかりさせるのは心が痛いけれど、本当のことを話して納得してもらうしかない。
すると、にっこり無邪気な笑顔で私の耳にこそこそ話をしてくるみうちゃん。
「あのねみう、サンタさんにお願いしたから。
今日あっくんに会えますようにって。
だから今日はきっとあっくんは来てくれるよ」
サンタさんにお願いって。
ええっ、でもそれはいくらサンタさんでも荷が重いんじゃ。
「みうちゃん、ごめんね。今日もあっくんは来ないんだ」
みうちゃんの前で小さく屈んで、諦めてもらおうとして謝る。
ここ最近、大好きなあっくんに会えなくて、いつも残念そうだったから。みうちゃんをがっかりさせるのは心が痛いけれど、本当のことを話して納得してもらうしかない。
すると、にっこり無邪気な笑顔で私の耳にこそこそ話をしてくるみうちゃん。
「あのねみう、サンタさんにお願いしたから。
今日あっくんに会えますようにって。
だから今日はきっとあっくんは来てくれるよ」
サンタさんにお願いって。
ええっ、でもそれはいくらサンタさんでも荷が重いんじゃ。