(短編)初恋オムライス
「え、でも私なにも準備してないの。今日会えると思わなくて」
「うん、いいんだ。くるみちゃんを目に焼き付けておくから。
俺にとってはそれが一番のプレゼント」
「え、私を?」
「うん、でも可愛いすぎてこれはこれで心配だ」
そう言ってプレゼントの紙包みを開けて中身を出してくれた。
「うわ、可愛い」
それは薄いピンク色のストール。
照れくさそうに笑って彼は私の肩と首元を隠すように巻いてくれた。
とても肌触りがよくて、柔らかでふんわりといい香りがする。
「うん、似合ってる」
「ありがとう。でもどうして私にだけ?」
「くるみちゃんが俺の特別な人だから」
それって、つまりどういう意味なんだろう。
「あの、あっくんは、ミナさんと付き合ってるんじゃないの?」
おずおずと尋ねる私の唇はかすかにふるえていた。
「うん、いいんだ。くるみちゃんを目に焼き付けておくから。
俺にとってはそれが一番のプレゼント」
「え、私を?」
「うん、でも可愛いすぎてこれはこれで心配だ」
そう言ってプレゼントの紙包みを開けて中身を出してくれた。
「うわ、可愛い」
それは薄いピンク色のストール。
照れくさそうに笑って彼は私の肩と首元を隠すように巻いてくれた。
とても肌触りがよくて、柔らかでふんわりといい香りがする。
「うん、似合ってる」
「ありがとう。でもどうして私にだけ?」
「くるみちゃんが俺の特別な人だから」
それって、つまりどういう意味なんだろう。
「あの、あっくんは、ミナさんと付き合ってるんじゃないの?」
おずおずと尋ねる私の唇はかすかにふるえていた。