ロンド ~壮馬

夏美は 仕事を続けると 子供達が 寂しいのではないかと 不安だった。


小さな時から 保育園に預けることも 最初は 心配だった。
 


「ナッちゃん。私 一緒にいる 時間の長さだけが 愛情じゃないと思うの。親が 愛している自信を持って 接すれば 短い時間でも 子供達は 寂しいと思わないわ。」


という母の言葉が 夏美の迷いを 取り除いた。


そして 夏美が 家にいる時間は 子供達に 集中できるように 母は 全ての家事を 担ってくれる。
 


夏美は 絵里加や恭子にも とても 感謝していた。


絵里加も恭子も 母を助け 細やかに 気を配ってくれる。



みんなの 協力があって、夏美は 仕事を続けられる。
 

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