エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
「彩葉。心電図は短時間、しかも横になった状態で検査をするから、異常が出ないことも多いんだ。活動中の記録を取るため、これから、彩葉の身体に二十四時間心電図を記録できる機器を装着する。つけまま、一日過ごしてくれ」
一日中心電図!? 胸にチューブをつけて、ピコピコ音の鳴る大きなモニターをガラガラ引きずりながら家に帰る姿を想像する。
しかし、実際の機器は洋服の中に隠れてしまうほど小さいもので、安心した。
別室へ案内され、女性の看護師さんに取り付けてもらう。看護師さんから、簡単な器具の説明があった。
「検査中、不整脈の症状が出たら、このイベントボタンを押してください」
「不整脈の、症状……?」
「動悸とか、眩暈とか……なんの自覚症状もなしに外来に来られたんですか?」
看護師さんが嫌そうな顔をする。態度がどことなく冷たい感じがするのは気のせいだろうか。
さっき、沢渡先生とあんな話をしたから、過敏になっているのかもしれない。
「……わかりました」
一日中心電図!? 胸にチューブをつけて、ピコピコ音の鳴る大きなモニターをガラガラ引きずりながら家に帰る姿を想像する。
しかし、実際の機器は洋服の中に隠れてしまうほど小さいもので、安心した。
別室へ案内され、女性の看護師さんに取り付けてもらう。看護師さんから、簡単な器具の説明があった。
「検査中、不整脈の症状が出たら、このイベントボタンを押してください」
「不整脈の、症状……?」
「動悸とか、眩暈とか……なんの自覚症状もなしに外来に来られたんですか?」
看護師さんが嫌そうな顔をする。態度がどことなく冷たい感じがするのは気のせいだろうか。
さっき、沢渡先生とあんな話をしたから、過敏になっているのかもしれない。
「……わかりました」