エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
「だが、バストが落ちていないことは、不幸中の幸いか。かわいがり甲斐がありそうだ」

彼の指先が胸の下を探る。マットがギッと沈み、覆いかぶさられた感触がした。

首筋に彼の吐息が吹きかかる。

「さて。どこまでいけば、ギブアップするだろうな」

耳元でくつくつと含み笑う声が聞こえた。

この人、私が本当は起きていることに気づいている……!?

彼が、胸の膨らみに手をかけようとしたその瞬間――。

「す、すとーっぷ!」

カパッと目を開けて、彼の身体を力いっぱい押し返した。

その慌てた様子に、彼は私の上で「あっはっは」と大笑いする。

「医者である俺を騙せると思ったのか。本当に寝ているかくらい、目の動きを見ればわかる」

「わ、わかってるんだったら、どうして普通に声をかけてくれないんですか!」

「ごまかそうとしたお前が悪いんだろう?」

彼は私から身体を離したあとも笑い続けたままだ。口元を押さえ、肩を震わせている。

私は真っ赤に顔を染め、着衣の乱れを直した。
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