エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
あらためて学校に通うよりは、未経験歓迎の働き先を見つけたほうが早いだろうと、まずはアルバイトから始めた。
働き始めて四カ月、すでに正社員として働かないかというお声がけをいただいている。
「入籍して、もう一年になるんですね……」
昨年の七月に入籍。式はつい先日挙げたばかりだ。たくさんのひまわりに囲まれた、華やかな披露宴になった。
その直後に予定したこの旅行は、いわば新婚旅行。
透佳くんは、スペインのアンダルシア地方に連れていきたいと粘ってくれていたのだが、お互い長期休暇は難しそうだった。
アンダルシアのひまわり畑といえば、世界的に有名な観光地だ。
その景色を、私に見せてあげたかったらしい。
「いつか行こうな、アンダルシア。絶対に彩葉に見せたい」
ひまわりを私に見せることに限っては、異常なくらい執着を見せる透佳くん。嬉しいのだけれど、そんなに肩肘張らなくていいよと言ってあげたい。
「そういえば、子どものとき、お見舞いにひまわりの花を持ってきてくれたことがありましたよね」
あれは初めて透佳くんからひまわりをもらった思い出の日。熱がひどかったせいか、うろ覚えではあるけれど。
働き始めて四カ月、すでに正社員として働かないかというお声がけをいただいている。
「入籍して、もう一年になるんですね……」
昨年の七月に入籍。式はつい先日挙げたばかりだ。たくさんのひまわりに囲まれた、華やかな披露宴になった。
その直後に予定したこの旅行は、いわば新婚旅行。
透佳くんは、スペインのアンダルシア地方に連れていきたいと粘ってくれていたのだが、お互い長期休暇は難しそうだった。
アンダルシアのひまわり畑といえば、世界的に有名な観光地だ。
その景色を、私に見せてあげたかったらしい。
「いつか行こうな、アンダルシア。絶対に彩葉に見せたい」
ひまわりを私に見せることに限っては、異常なくらい執着を見せる透佳くん。嬉しいのだけれど、そんなに肩肘張らなくていいよと言ってあげたい。
「そういえば、子どものとき、お見舞いにひまわりの花を持ってきてくれたことがありましたよね」
あれは初めて透佳くんからひまわりをもらった思い出の日。熱がひどかったせいか、うろ覚えではあるけれど。