エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
マンションの外に出ると、敷地内にある広場の脇に透佳くんの車が停まっていた。
以前見た黒いコテコテの高級車ではなく、小回りの利く自家用車だ。
それでもデザインにはこだわりがあるらしく、小洒落たクラシック感がある。
色はホワイト。真ん丸のヘッドライトとエンブレムは、この前の車と似ている気がする。同じメーカーの、違う車種なのかもしれない。
「ほら。足元気をつけろ」
彼が助手席のドアを開けてくれる。私が乗り込んだのを確認して、丁寧にドアを閉めた。
正面をぐるりと回って運転席に乗り込むと、無言で私の肩の上にあるショルダーアンカーに手を伸ばし、シートベルトを引っ張り出した。
顔の距離が近くなって緊張する。
ガチガチになってシートにへばりついている間に、彼はバックルにベルトのプレートを差し込み、何事もなかったかのように運転席へと戻っていった。
「どうした?」
怪訝な顔をされ、私はブンブンと首を横に振る。
些細なことで動揺させられまくっているだなんて、彼には知られたくない。
以前見た黒いコテコテの高級車ではなく、小回りの利く自家用車だ。
それでもデザインにはこだわりがあるらしく、小洒落たクラシック感がある。
色はホワイト。真ん丸のヘッドライトとエンブレムは、この前の車と似ている気がする。同じメーカーの、違う車種なのかもしれない。
「ほら。足元気をつけろ」
彼が助手席のドアを開けてくれる。私が乗り込んだのを確認して、丁寧にドアを閉めた。
正面をぐるりと回って運転席に乗り込むと、無言で私の肩の上にあるショルダーアンカーに手を伸ばし、シートベルトを引っ張り出した。
顔の距離が近くなって緊張する。
ガチガチになってシートにへばりついている間に、彼はバックルにベルトのプレートを差し込み、何事もなかったかのように運転席へと戻っていった。
「どうした?」
怪訝な顔をされ、私はブンブンと首を横に振る。
些細なことで動揺させられまくっているだなんて、彼には知られたくない。