【女の事件】とし子の悲劇・3~翼をなくした白鳥
第5話
アタシは、ダンナとの夫婦関係やあきとさんとのおやこ関係が少しずつ悪化した。
あきとさんは、高校卒業してから17年間少ないお給料でも文句ひとつ言わずに箱の折りたたみの仕事を繰り返していたけど、ここへ来て工場内の従業員さんたちの間でくすぶっていた不満が爆発する恐れが出た。
恋人を作って結婚したいのに、お給料はすえおきのまま…
そう言った不満が工場の従業員さんたちに広まった。
あきとさんの気持ちは、17年の間に蓄積された怒りが大爆発を起こす一歩手前にまで来ていたので、アタシは身の危険にさらされた。
2024年6月11日辺りから、あきとさんはアタシに対してきついイカクを加えるようになった。
あきとさんは、アタシが洗濯しようと思っていたインナーやブラジャー・ショーツを洗濯かごの中から抜き取ったり、アタシが着替えをしているところやシャワーを浴びているところをスマホの動画で撮影するなどしていた。
今のあきとさんは、危険水域に突入していた。
ダンナはどうしていたのかと言うと、2年前にお給料が減額された時から残業を引き受けるようになった。
ダンナは、頼まれたことはイヤな顔をすることなく引き受ける性格であった。
そんなことばかりが続いていたので、あきとさんとの父子関係に大きなほころびができた。
ダンナは、仕事仕事と言うて相変わらず逃げ回ってばかりいた。
そう言った無関心がまねいた悲劇は、やがて近所中へ拡大した。
そして、2024年6月20日から3~4日の間に豊平区水車町内で怪事件が相次いで発生した。
事件は、うちから4軒先の家で発生した。
この時、家の中では36歳の奥さまが赤ちゃんに乳房(おちち)を与えて、ブラジャーを替えようとしていた。
そこへ、黒のゴーグルをつけた不審な男がスマホの動画で撮影していた。
その時であった。
「ギャー!!」
奥さまが恐ろしい悲鳴をあげたので、不審な男はその場から逃げ出した。
6月20日~24日の間に、同様の事件が多発したので、住民の間で不安が拡大した。
怪事件が多発したことと比例するように、あきとさんは、工場を勝手に休むようになった。
6月25日の朝8時過ぎのことであった。
あきとさんとダンナはしんどい表情で出勤したので、アタシは不安になった。
アタシは、郵便受けに入っている郵便物を取り出して家の中に入ろうとしていました。
この時、近所の奥さまが怒った声でアタシに凄んできた。
「とし子さん!!」
「ああ…奥さま…おはようございます。」
「おはようございますじゃないわよ!!あのねとし子さん!!今日はむしゃくしゃしているから八つ当たりしないと気が済まないのよ!!」
「あのー、どう言ったことで怒っているのでしょうか?」
「あんたね!!ここ数日の間にうちの近辺の住宅で暮らしている奥さまたちが、着替えをしているところを不審な男がスマホの動画で隠し撮りをしているところをちょくちょく見かけているのよ!!そんな時によくのんきな顔をしていられるわね!!」
「奥さま、不審者の男のこととアタシがどういう関係があるのでしょうか?」
「あんたね!!ノゾキ魔をかくまうのもたいがいにしてよね!!」
「ノゾキ魔をかくまうって…奥さま!!それはどういうわけなのでしょうか!?もしかしたら、うちの義理の息子が不審な男だと言いたいのですか!?」
「その通りよ!!」
「奥さま!!コンキョのない言いがかりをつけるなんてあんまりですわ!!あることないことを出してきて言いがかりをつけないでよ!!」
「いいがかりをつけたのはあんたの方でしょ!!」
近辺の奥さまは、なおもアタシを攻撃した。
「あんたはダンナとグルになってノゾキ魔のあきとをかくまった…あんたたちの無関心が原因であきとがのぞき魔になったのよ!!アタシたち住民は、だまって見過ごすことはできないわよ!!手遅れになる前にあきとを煮るなり焼くなり喰うなりして、始末してよね!!」
「始末してよねって…」
「警察署の生活安全課に行ってあきとのことを相談するなりしたらどうかしら!?場合によってはあきとはケーサツに逮捕になるわね!!」
アタシは、奥さまがケーサツを出してきたので、ドカーンとブチ切れた。
「ジョートーだわ!!うちの義理の息子をケーサツが逮捕すると言うのであれば、アタシにも考えがあるわよ!!あんたがアタシにいちゃもんをつけたことを知人の組長に言いつけるわよ!!」
「うちかて、知人にやくざはいるわよ!!関西のやくざに知り合いがいるわよ!!」
「アタシの知人のやくざは極悪非道のやくざよ!!北九州の極悪非道のやくざの親分に電話して、あんたの家の家族をトカレフでぶち抜くから覚悟しておきなさい!!」
アタシと近所の奥さまは、激しい口調でののしったあと、ドカバキの大ゲンカを起こした。
アタシは、近所の奥さまから髪の毛を引っぱられたり、爪で顔をかきむしられたりしてケガを負った。
アタシは、近所の奥さまがつけているショールを破いたり、平手打ちで顔を叩くなどして仕返ししたった。
一体、どういうわけなのかしら…
近所で発生したのぞき事件の犯人をあきとさんだと決めつけるなんて…
うちの近所の人たちは…
よってたかって、アタシをいじめている…
もうダメ…
アタシ、ガマンできないわ!!
アタシは、家庭内だけではなくキンリンの住民とも仲よくできなくなったので、この地区から出てゆきたいと思うようになった。
あきとさんは、高校卒業してから17年間少ないお給料でも文句ひとつ言わずに箱の折りたたみの仕事を繰り返していたけど、ここへ来て工場内の従業員さんたちの間でくすぶっていた不満が爆発する恐れが出た。
恋人を作って結婚したいのに、お給料はすえおきのまま…
そう言った不満が工場の従業員さんたちに広まった。
あきとさんの気持ちは、17年の間に蓄積された怒りが大爆発を起こす一歩手前にまで来ていたので、アタシは身の危険にさらされた。
2024年6月11日辺りから、あきとさんはアタシに対してきついイカクを加えるようになった。
あきとさんは、アタシが洗濯しようと思っていたインナーやブラジャー・ショーツを洗濯かごの中から抜き取ったり、アタシが着替えをしているところやシャワーを浴びているところをスマホの動画で撮影するなどしていた。
今のあきとさんは、危険水域に突入していた。
ダンナはどうしていたのかと言うと、2年前にお給料が減額された時から残業を引き受けるようになった。
ダンナは、頼まれたことはイヤな顔をすることなく引き受ける性格であった。
そんなことばかりが続いていたので、あきとさんとの父子関係に大きなほころびができた。
ダンナは、仕事仕事と言うて相変わらず逃げ回ってばかりいた。
そう言った無関心がまねいた悲劇は、やがて近所中へ拡大した。
そして、2024年6月20日から3~4日の間に豊平区水車町内で怪事件が相次いで発生した。
事件は、うちから4軒先の家で発生した。
この時、家の中では36歳の奥さまが赤ちゃんに乳房(おちち)を与えて、ブラジャーを替えようとしていた。
そこへ、黒のゴーグルをつけた不審な男がスマホの動画で撮影していた。
その時であった。
「ギャー!!」
奥さまが恐ろしい悲鳴をあげたので、不審な男はその場から逃げ出した。
6月20日~24日の間に、同様の事件が多発したので、住民の間で不安が拡大した。
怪事件が多発したことと比例するように、あきとさんは、工場を勝手に休むようになった。
6月25日の朝8時過ぎのことであった。
あきとさんとダンナはしんどい表情で出勤したので、アタシは不安になった。
アタシは、郵便受けに入っている郵便物を取り出して家の中に入ろうとしていました。
この時、近所の奥さまが怒った声でアタシに凄んできた。
「とし子さん!!」
「ああ…奥さま…おはようございます。」
「おはようございますじゃないわよ!!あのねとし子さん!!今日はむしゃくしゃしているから八つ当たりしないと気が済まないのよ!!」
「あのー、どう言ったことで怒っているのでしょうか?」
「あんたね!!ここ数日の間にうちの近辺の住宅で暮らしている奥さまたちが、着替えをしているところを不審な男がスマホの動画で隠し撮りをしているところをちょくちょく見かけているのよ!!そんな時によくのんきな顔をしていられるわね!!」
「奥さま、不審者の男のこととアタシがどういう関係があるのでしょうか?」
「あんたね!!ノゾキ魔をかくまうのもたいがいにしてよね!!」
「ノゾキ魔をかくまうって…奥さま!!それはどういうわけなのでしょうか!?もしかしたら、うちの義理の息子が不審な男だと言いたいのですか!?」
「その通りよ!!」
「奥さま!!コンキョのない言いがかりをつけるなんてあんまりですわ!!あることないことを出してきて言いがかりをつけないでよ!!」
「いいがかりをつけたのはあんたの方でしょ!!」
近辺の奥さまは、なおもアタシを攻撃した。
「あんたはダンナとグルになってノゾキ魔のあきとをかくまった…あんたたちの無関心が原因であきとがのぞき魔になったのよ!!アタシたち住民は、だまって見過ごすことはできないわよ!!手遅れになる前にあきとを煮るなり焼くなり喰うなりして、始末してよね!!」
「始末してよねって…」
「警察署の生活安全課に行ってあきとのことを相談するなりしたらどうかしら!?場合によってはあきとはケーサツに逮捕になるわね!!」
アタシは、奥さまがケーサツを出してきたので、ドカーンとブチ切れた。
「ジョートーだわ!!うちの義理の息子をケーサツが逮捕すると言うのであれば、アタシにも考えがあるわよ!!あんたがアタシにいちゃもんをつけたことを知人の組長に言いつけるわよ!!」
「うちかて、知人にやくざはいるわよ!!関西のやくざに知り合いがいるわよ!!」
「アタシの知人のやくざは極悪非道のやくざよ!!北九州の極悪非道のやくざの親分に電話して、あんたの家の家族をトカレフでぶち抜くから覚悟しておきなさい!!」
アタシと近所の奥さまは、激しい口調でののしったあと、ドカバキの大ゲンカを起こした。
アタシは、近所の奥さまから髪の毛を引っぱられたり、爪で顔をかきむしられたりしてケガを負った。
アタシは、近所の奥さまがつけているショールを破いたり、平手打ちで顔を叩くなどして仕返ししたった。
一体、どういうわけなのかしら…
近所で発生したのぞき事件の犯人をあきとさんだと決めつけるなんて…
うちの近所の人たちは…
よってたかって、アタシをいじめている…
もうダメ…
アタシ、ガマンできないわ!!
アタシは、家庭内だけではなくキンリンの住民とも仲よくできなくなったので、この地区から出てゆきたいと思うようになった。