君は私の光
授業が終わって私は帰るところだった。すると……。
……え……何……? この足音……。
その足音はものすごい勢いで歩いているようなそんな感じだった。
その足音は私の後ろから聞こえてきて、その音はだんだんと大きくなってくる。
……え……もしかしてあの足音、私の方に向かってくる……?
そう思ったそのとき……。
「ちょっと、あなた‼」
……え……?
誰かが後ろから私の腕をつかんできた。
私は驚きのあまり声が出ないまま後ろを振り返った。