君は私の光
『梓はどこがいい?』
「どこがいいかな、光くんはどこがいい?」
『オレは梓と一緒ならどこでもいいよ』
「本当に私が決めていいの?」
『うん、梓に決めてほしい』
光くん……。
私はどこに行きたいか考えた。考えて……。
「……遊園地」
『遊園地……』
「うん」
私は光くんとまずは遊園地に行きたいと思った。
『遊園地、そうしよう。行こう、遊園地』
「光くん」
『うん?』
「ありがとう」
『梓……オレの方こそありがとう』
「光くん……」
『梓……』
「うん?」
『本当に楽しみだよ、梓と一緒に出かけること』
……光くん……。
「私も楽しみにしてるね」
それから、しばらく光くんと話をして通話を終えた。
その後は部屋でくつろいだ。
光くんと一緒に出かけることを楽しみにしながら……。