君は私の光



 ある日の休日。


 今日の私は少しだけ緊張している。

 それは……。


「梓‼」


 今日は初めて光くんと二人で遊園地に行く約束の日だから。


「おはよう、光くん」


「おはよう、梓。ごめん、待った?」


「ううん、ちょうど今来たところ」


「ならよかった」


 安心した様子の光くん。


「……じゃあ、行こう」


「ああ」


 私と光くんは最寄り駅まで歩き出した。


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