狂犬レトリバー
犬、だった。

ゴールデンレトリバー。

だが何故だろう。

暗闇の中だからはっきりとは見えないが

「犬ではない不気味さ」

を肌で感じていた。

その犬は不気味に輝く目玉で

こちらをじっと見つめていた。

大好きな飼い主が家に帰ってきた時の喜びや興奮が混ざっているような眼差しだった。

そして
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