結婚って、こんなんでしたっけ!?  ~私と課長の成り行き結婚~
月曜の朝、隣で眠る課長を残し、少し気怠さを感じる身体を
起こしシャワーを浴びる。

簡単に身支度を整えて、朝食をつくり始めた。

7時になり寝室の課長を起こすために寝室に向かった。

「タカちゃん、起きて!朝だよ。」

「う~ん。」

薄っすらと目を開け、私を引き寄せキスをする課長。

「朝から何してるの!?
 もう直ぐ、ご飯ができるからシャワー浴びてきて。」

「あ~、うん。」

のろのろと起き上がり浴室に向かう課長を見ながら、ちょっと
火照る頬を冷ます。

“課長って、結構甘々なの?”

何気に、新婚さんぽい状況に自分でもビックリだ。


朝食は簡単な和食。
焼き魚に納豆、のり、味噌汁、ごはん、ザ!日本の朝食!

シャワーを浴びて、戻った課長と「「頂きます。」」

課長は今日も残さず食べてくれた。

マンションを出るのは、8時10分。

課長と車で出社。

それまでに、食器を食洗器にかけ、自分の支度に取り掛かった。

5分前には準備ができ、リビングに向かうと、いつものように
スーツをビシッと着た課長がソファーでコーヒーを飲んでいた。

「行くか?」

「うん。」

二人で部屋を出る。


車に乗って、会社近くの月極駐車場に着くと、先に私が車を降りる。

「じゃあ、また会社でね。」

課長と相談して、私が先に会社に向かい、時間をおいて課長が会社に
向かうことに決めた。

結婚までは、一応秘密だし・・・。



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