ただ西野くんが好き。
これは予想出来てないよ、颯くん、、、!!!
帰ってきてもう夕方。
今は私の家に、ベッドの上に、颯が上にいる。
「すぐに返すとでも思ってた?」
鋭くてちょっと怖いけど、偽りのない瞳。
「もう、大丈夫だよ??」
「手も足も縛られて痛くない?」
「それは少し痛いけど、冷やせばすぐ治るから」
「なに、あいつから監禁されてんだよ」
優しくなってまた怒るの颯らしいちゃらしいけど、やっぱりちょっと怖い。
「ごめん、私だっていつの間に監禁されてたの」
「あの時俺に言ってくれればこんなことならなかったよ?」
「言えば絶対颯が止めるし、最後って言うから話そうかなと思ったの」
「…もう男と連絡取るの禁止」
「えぇ!」
「美波が居なくなるのは嫌だし、、、これ以上俺を嫉妬させないで」
颯の顔が曇る。そして颯の指先が首筋から下に降りていく。わざと擽らせるみたいに触っていてくすぐったい。
「うん、、、分かった、、、けど、颯、擽ったいよ。」
「感じてる顔可愛いよ」
「やめ、、、て、、、」
「やめない」
「ねぇ……」
「車の中でずっと寝てたし、眠くないでしょ?ならやろっか、優しくやるから」
「でも、、、」
「はい、だめ、もうやる。俺の言うこと聞いて」
「分かっt、、ひゃっ!」
いきなり耳を舐めてくる。耳が弱いこと知っててずっと耳ばっかり……
もう颯しか感じられなくなってる。
「ちょ、、、っと、、、ねぇ……ひゃっ…」
「顔を隠さないで、見せて」
顔や耳まで赤くなり、思わず顔を隠したけどすぐ手を退ける颯。
そんな私の反応も楽しみながら服を脱ぐことも躊躇うことを諦め、お互い生まれたままの姿になった。
「美波……俺、やば………い」
「私もだよ………好きだよ………」
「俺も………好き……あー、、いくっ」
過去を忘れ楽しんだ2人の時間でした。