ただ西野くんが好き。
6、君のことを守るために



「俺、合格した」


「おめでとう!!」


雪が降っていて寒すぎる12月中旬。


西野くんは、難関大学の理工学部に推薦で入った。


文化祭が始まる前から対策頑張ってたもんね。


担当は私ではなかったけど、西野くんの頑張りはひしひしと伝わってきていたよ。


だから私も他の生徒達の指導を頑張っていた。


ーーーでももう、私はこの学校にいることはないし、会うこともこれが最後になるんだよ。
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