みずあめびより
週末デートびより
「カチ、カチ、カチ、カチ。」
───寒い・・・。
静かな部屋で時計の針が動く音が聞こえる。
右にある壁の上部に横長に空いた窓からは曇り空が見える。顔を左下方に向けると鈴太郎の寝顔。
すやすやと気持ち良さそうに眠る無防備なその寝顔に吸い寄せられるように衣緒はベッドから出て、彼の枕元に座る。
あまり見てはいけないと思いつつ見つめてしまっていると、無性に触れたくなってしまった。
手を髪に伸ばすと、急に布団がはねのけられ、手を掴まれて中に引っ張りこまれた。
「わ・・・!」
「・・・かかったな。」
鈴太郎は満足そうに言うと腕の中に衣緒を包み込む。
「ねね、寝てなかったんですか!?」
彼の温もりを体が熱感知して反応し、寒かったはずなのにカッカしてきた。
「ベッドから降りた音で起きた。」
「起こしちゃったんですね。ごめんなさい。」
「いや。今、何時?」
「もうすぐ6時です。」
「まだ寝よう?今日寒いし。」
「はい・・・。」
───とろんとした声・・・可愛くて、その、萌える・・・。
「・・・甘えてみた。」
「え?」
鈴太郎の言葉に、思わず少し体を離して見上げる。
「・・・見るなよ。こんなこと言ったことないんだから。あ、足湯でも言ったか、唇にチャージしたいとか・・・でも衣緒以外には言ったことない。」
彼は照れた顔を衣緒に見られないように上に反らしていた。
「そんなこと言われたらますます見たくなります・・・。」
「あ~っ!頼むから見るな!」
そのまま見上げていると顔が見えないように胸に強く抱きしめられた。
鈴太郎の鼓動を感じる。この鼓動の速さが普段より速いのかはわからなかったけれど、ただ心地良かった。自分の鼓動も重なって幸せなリズムを刻んでいるように感じた。
───寒い・・・。
静かな部屋で時計の針が動く音が聞こえる。
右にある壁の上部に横長に空いた窓からは曇り空が見える。顔を左下方に向けると鈴太郎の寝顔。
すやすやと気持ち良さそうに眠る無防備なその寝顔に吸い寄せられるように衣緒はベッドから出て、彼の枕元に座る。
あまり見てはいけないと思いつつ見つめてしまっていると、無性に触れたくなってしまった。
手を髪に伸ばすと、急に布団がはねのけられ、手を掴まれて中に引っ張りこまれた。
「わ・・・!」
「・・・かかったな。」
鈴太郎は満足そうに言うと腕の中に衣緒を包み込む。
「ねね、寝てなかったんですか!?」
彼の温もりを体が熱感知して反応し、寒かったはずなのにカッカしてきた。
「ベッドから降りた音で起きた。」
「起こしちゃったんですね。ごめんなさい。」
「いや。今、何時?」
「もうすぐ6時です。」
「まだ寝よう?今日寒いし。」
「はい・・・。」
───とろんとした声・・・可愛くて、その、萌える・・・。
「・・・甘えてみた。」
「え?」
鈴太郎の言葉に、思わず少し体を離して見上げる。
「・・・見るなよ。こんなこと言ったことないんだから。あ、足湯でも言ったか、唇にチャージしたいとか・・・でも衣緒以外には言ったことない。」
彼は照れた顔を衣緒に見られないように上に反らしていた。
「そんなこと言われたらますます見たくなります・・・。」
「あ~っ!頼むから見るな!」
そのまま見上げていると顔が見えないように胸に強く抱きしめられた。
鈴太郎の鼓動を感じる。この鼓動の速さが普段より速いのかはわからなかったけれど、ただ心地良かった。自分の鼓動も重なって幸せなリズムを刻んでいるように感じた。