みずあめびより
「その・・・誰よりも俺のこと幸せにしてくれてるだろ。」
鈴太郎は照れ過ぎてもはや怒ったように言う。
「!!!」
その言葉に衣緒は慌てて鼻をおさえた。
「なんで鼻・・・。」
「鼻血出そうで・・・。」
「いいよ出して。拭くから。」
「いやですよ!恥ずかしい。」
「ぷっ・・・。」
「また笑われた・・・けど。」
「けど?」
「・・・笑った顔、大好きだから、笑われて嬉しいです。」
鈴太郎の顔をじっと見て言うと、彼は頬を真っ赤に染めてうろたえた。
「・・・な、見るなよ・・・。『大好き』は反則・・・。」
「照れた顔も『大好き』ですよ?」
衣緒は嬉しそうに彼を見つめ続ける。
「・・・衣緒ってそう見えて意外にSなのか・・・?」
「!?え、えす!?そんなことないですよ・・・。」
「じゃあ、やっぱりM・・・?」
「わ、わからないです。時と場合と相手によるかと。・・・葉吉さんはどうなんですか?」
「・・・俺もそうかも。」
「・・・ですよね。」
「・・・うん。」
二人とも照れて床を見つめていたが、衣緒が先に顔を上げて口を開いた。
「・・・ありがとうございます。」
「何が?」
「私が葉吉さんのこと幸せに出来ているのなら何より嬉しいから。もっともっと幸せに出来るように頑張ります。」
「いや、俺もう充分幸せだから。」
昼下がりのリビングに柔らかい空気が流れていた。
鈴太郎は照れ過ぎてもはや怒ったように言う。
「!!!」
その言葉に衣緒は慌てて鼻をおさえた。
「なんで鼻・・・。」
「鼻血出そうで・・・。」
「いいよ出して。拭くから。」
「いやですよ!恥ずかしい。」
「ぷっ・・・。」
「また笑われた・・・けど。」
「けど?」
「・・・笑った顔、大好きだから、笑われて嬉しいです。」
鈴太郎の顔をじっと見て言うと、彼は頬を真っ赤に染めてうろたえた。
「・・・な、見るなよ・・・。『大好き』は反則・・・。」
「照れた顔も『大好き』ですよ?」
衣緒は嬉しそうに彼を見つめ続ける。
「・・・衣緒ってそう見えて意外にSなのか・・・?」
「!?え、えす!?そんなことないですよ・・・。」
「じゃあ、やっぱりM・・・?」
「わ、わからないです。時と場合と相手によるかと。・・・葉吉さんはどうなんですか?」
「・・・俺もそうかも。」
「・・・ですよね。」
「・・・うん。」
二人とも照れて床を見つめていたが、衣緒が先に顔を上げて口を開いた。
「・・・ありがとうございます。」
「何が?」
「私が葉吉さんのこと幸せに出来ているのなら何より嬉しいから。もっともっと幸せに出来るように頑張ります。」
「いや、俺もう充分幸せだから。」
昼下がりのリビングに柔らかい空気が流れていた。