みずあめびより
「あー美味かった。鍋って美味いだけじゃなく、楽しいし、なんか気持ちがほっこりするよな。」
床に座る鈴太郎は後ろにあるソファに寄りかかり満足した様子で天井を見る。
「ふふ、そうですよね。明日の朝、挽き肉とご飯入れて卵落としておじやにしましょう。」
ローテーブルの向こう側に座る衣緒が鍋のふたを閉じながら、わくわくした様子で言う。
「楽しみだな。」
「あ、洗濯終わってますよね?干さなきゃ。」
「そうだな。」
洗面所に向かい、それぞれ自分の服を浴室に干す。
「・・・。」
───下着干したいけど・・・。
衣緒は鈴太郎の前で下着を取り出すのをためらっていた。
「どうした?」
「あの・・・。」
彼女が手にしている洗濯ネットに目が行く。
「あ・・・ごめん。出てるから。」
衣緒が洗濯物を干し終わり浴室から出てくると、鈴太郎が浴室乾燥のスイッチを入れて、二人でリビングに戻る。
「お皿洗っちゃいますね。あとアイロンも。」
「皿は俺がやるからいいよ。少しだし。」
「・・・じゃあ、お願いします。」
鈴太郎は皿を洗いながら、丁寧にアイロンをかける衣緒を見つめる。
「・・・衣緒。」
「はい?」
彼女は手を止めて顔を上げた。
「俺と一緒に暮らしてくれないか?」
床に座る鈴太郎は後ろにあるソファに寄りかかり満足した様子で天井を見る。
「ふふ、そうですよね。明日の朝、挽き肉とご飯入れて卵落としておじやにしましょう。」
ローテーブルの向こう側に座る衣緒が鍋のふたを閉じながら、わくわくした様子で言う。
「楽しみだな。」
「あ、洗濯終わってますよね?干さなきゃ。」
「そうだな。」
洗面所に向かい、それぞれ自分の服を浴室に干す。
「・・・。」
───下着干したいけど・・・。
衣緒は鈴太郎の前で下着を取り出すのをためらっていた。
「どうした?」
「あの・・・。」
彼女が手にしている洗濯ネットに目が行く。
「あ・・・ごめん。出てるから。」
衣緒が洗濯物を干し終わり浴室から出てくると、鈴太郎が浴室乾燥のスイッチを入れて、二人でリビングに戻る。
「お皿洗っちゃいますね。あとアイロンも。」
「皿は俺がやるからいいよ。少しだし。」
「・・・じゃあ、お願いします。」
鈴太郎は皿を洗いながら、丁寧にアイロンをかける衣緒を見つめる。
「・・・衣緒。」
「はい?」
彼女は手を止めて顔を上げた。
「俺と一緒に暮らしてくれないか?」