みずあめびより
新貝、北岡、今城達にもお菓子を渡すと北岡に話しかけられる。
「彩木さん、悪かったな。俺この2日間ずっと外出でプレゼン資料の作成任せちゃって。ここまでしっかりやってもらってすげえ助かるよ。」
「いえ、足りないところの追記とか細かい言葉の修正お願いします。これでいいのかわからない箇所や資料の出典などいくつかコメント入れていますのでご確認お願いします。」
「おう!任せとけ!」
北岡はドン!と胸を叩く。
「何ドヤ顔でゴリラみたいに胸叩いてんだか。元々あんたの仕事でしょ。またアホみたいに仕事詰め込んで。」
今城につっこまれる。
「うるせー。お前なんか仕事詰め込んでもないくせにいつも彩木さんに資料作成頼んでんじゃねーか。てか、もう帰るくせにお菓子もらってんじゃねーよ。」
「これは、『残業お疲れ様でした。』のお菓子なの。」
「ちげーよ、バカ。『もう一息頑張りましょう。』のお菓子だよ。」
「は!?あんたの方が何億倍もバカでしょ!?このバカゴリラ!」
「お前・・・ゴリラは色々すごいんだからな!ゴリラに謝れ!このクソ厚化粧!」
「厚化粧に謝れ!このムサ男!」
「ムサ男に謝れ!・・・」
言い合う彼らを後にし、衣緒は休憩室に向かった。この時間は照明が薄暗い。
朝の家での会話を思い出す。
『お酒、飲み過ぎないでくださいね?お疲れですし。』
『わかってる。帰る時間わかったら一応メッセージ送るようにするけど、それ待たずに今日こそ先に寝てていいからな。』
『・・・はい。』
───葉吉さんがそんなこと、するわけない。
自分を奮い立たせるようにグッと拳を握りしめるが、目頭が熱くなってきてしまった。
「・・・彩木さん。」
「!」
急に声が聞こえて驚き顔を上げると休憩室の入り口に新貝がいた。
「彩木さん、悪かったな。俺この2日間ずっと外出でプレゼン資料の作成任せちゃって。ここまでしっかりやってもらってすげえ助かるよ。」
「いえ、足りないところの追記とか細かい言葉の修正お願いします。これでいいのかわからない箇所や資料の出典などいくつかコメント入れていますのでご確認お願いします。」
「おう!任せとけ!」
北岡はドン!と胸を叩く。
「何ドヤ顔でゴリラみたいに胸叩いてんだか。元々あんたの仕事でしょ。またアホみたいに仕事詰め込んで。」
今城につっこまれる。
「うるせー。お前なんか仕事詰め込んでもないくせにいつも彩木さんに資料作成頼んでんじゃねーか。てか、もう帰るくせにお菓子もらってんじゃねーよ。」
「これは、『残業お疲れ様でした。』のお菓子なの。」
「ちげーよ、バカ。『もう一息頑張りましょう。』のお菓子だよ。」
「は!?あんたの方が何億倍もバカでしょ!?このバカゴリラ!」
「お前・・・ゴリラは色々すごいんだからな!ゴリラに謝れ!このクソ厚化粧!」
「厚化粧に謝れ!このムサ男!」
「ムサ男に謝れ!・・・」
言い合う彼らを後にし、衣緒は休憩室に向かった。この時間は照明が薄暗い。
朝の家での会話を思い出す。
『お酒、飲み過ぎないでくださいね?お疲れですし。』
『わかってる。帰る時間わかったら一応メッセージ送るようにするけど、それ待たずに今日こそ先に寝てていいからな。』
『・・・はい。』
───葉吉さんがそんなこと、するわけない。
自分を奮い立たせるようにグッと拳を握りしめるが、目頭が熱くなってきてしまった。
「・・・彩木さん。」
「!」
急に声が聞こえて驚き顔を上げると休憩室の入り口に新貝がいた。