みずあめびより
「・・・新貝さん。」
「居酒屋に乗り込むならお供しますよ?さっき、きびだんご的お菓子もらったし。」
新貝はいたずらっぽい表情でファイティングポーズをとりながら言う。
「・・・いえ、さっきのお店かわからないですし、わかったとしてもそんな・・・二人で行っただけで深い意味はないかもしれないし。というかそうですよ。新商品の打ち合わせって言ってたし。」
彼の言葉とポーズに少し気持ちが和らいだ気がした。
「なんか、自分に言い聞かせてるみたいだけど・・・。本当にそう思ってる?」
「・・・最低ですね、私。気にするってことは葉吉さんのこと信じてないってことですよね?」
嘘はつけず肩を落として俯く。
「彩木さんは相変わらずバカ正直だなぁ。ま、いきなり2人で飲みに行かれたら・・・ね。」
「・・・。」
「葉吉さんとこれからも一緒にいたいですか?」
「はい。」
衣緒は顔を上げてハッキリと肯定した。
「なら言いたいことはちゃんと言わないと駄目ですよ。言わないと相手もわからないです。どんなに想い合ってても、血が繋がってても、結局は違う人間なんですから。一人で悩んでても何も変わりませんよ。」
「・・・そうですよね・・・。」
「もし何かあったら・・・。」
新貝はそう言いながら、ただの同僚としては不自然な位置まで近づいて来て真面目な顔で言った。
「居酒屋に乗り込むならお供しますよ?さっき、きびだんご的お菓子もらったし。」
新貝はいたずらっぽい表情でファイティングポーズをとりながら言う。
「・・・いえ、さっきのお店かわからないですし、わかったとしてもそんな・・・二人で行っただけで深い意味はないかもしれないし。というかそうですよ。新商品の打ち合わせって言ってたし。」
彼の言葉とポーズに少し気持ちが和らいだ気がした。
「なんか、自分に言い聞かせてるみたいだけど・・・。本当にそう思ってる?」
「・・・最低ですね、私。気にするってことは葉吉さんのこと信じてないってことですよね?」
嘘はつけず肩を落として俯く。
「彩木さんは相変わらずバカ正直だなぁ。ま、いきなり2人で飲みに行かれたら・・・ね。」
「・・・。」
「葉吉さんとこれからも一緒にいたいですか?」
「はい。」
衣緒は顔を上げてハッキリと肯定した。
「なら言いたいことはちゃんと言わないと駄目ですよ。言わないと相手もわからないです。どんなに想い合ってても、血が繋がってても、結局は違う人間なんですから。一人で悩んでても何も変わりませんよ。」
「・・・そうですよね・・・。」
「もし何かあったら・・・。」
新貝はそう言いながら、ただの同僚としては不自然な位置まで近づいて来て真面目な顔で言った。