みずあめびより
「・・・私でいいの・・・?結婚て、その、今までは隣で別々のレールを歩いていたのを一本のレールにするってことだよね・・・。もっと言えば・・・なんていうか、うまく言えないけど・・・相手が自分の一部に、自分が相手の一部になるってことだよね、それが、私なんかで・・・。」
「俺は衣緒じゃなきゃ駄目だ。もう既に衣緒は俺の一部なんだよ。だから、俺にとってはそうなるのが自然なんだ。」
「リンくん・・・。」
「衣緒は?」
衣緒は唇をぐっと引き締めてから、決意のこもった眼差しで鈴太郎を見た。
「私、自分に自信ない。もっとリンくんにふさわしい素敵な女性はたくさんいるってわかってる。でも、リンくんの隣は絶対に誰にも譲りたくない。私こんなだけど、リンくんの為に出来ることを一番近くでしていたい・・・どんな景色も一緒に見ていたい・・・だから・・・だから・・・よろしくお願いします・・・。」
鈴太郎は涙声で震えながら深くお辞儀をする衣緒の肩を抱くとそのまま強く抱きしめた。
「衣緒・・・愛してる。」
「私も愛してるよ・・・リンくん。」
しばらくきつく抱きしめ合ってから、少し離れて見つめ合うと唇が優しく重なる。
互いに自分の中の気持ちが残さず伝わるように、愛の言葉をささやいているかのような静かで熱い触れ合いが続く。
どこにいるかも時間も忘れて今までで一番の長い長いキスをした。
「俺は衣緒じゃなきゃ駄目だ。もう既に衣緒は俺の一部なんだよ。だから、俺にとってはそうなるのが自然なんだ。」
「リンくん・・・。」
「衣緒は?」
衣緒は唇をぐっと引き締めてから、決意のこもった眼差しで鈴太郎を見た。
「私、自分に自信ない。もっとリンくんにふさわしい素敵な女性はたくさんいるってわかってる。でも、リンくんの隣は絶対に誰にも譲りたくない。私こんなだけど、リンくんの為に出来ることを一番近くでしていたい・・・どんな景色も一緒に見ていたい・・・だから・・・だから・・・よろしくお願いします・・・。」
鈴太郎は涙声で震えながら深くお辞儀をする衣緒の肩を抱くとそのまま強く抱きしめた。
「衣緒・・・愛してる。」
「私も愛してるよ・・・リンくん。」
しばらくきつく抱きしめ合ってから、少し離れて見つめ合うと唇が優しく重なる。
互いに自分の中の気持ちが残さず伝わるように、愛の言葉をささやいているかのような静かで熱い触れ合いが続く。
どこにいるかも時間も忘れて今までで一番の長い長いキスをした。