みずあめびより
「て、手、繋いでるうううぅぅ!」
「しかも彩木さん左手薬指に指輪してますよ。」
おののく真中に新貝が冷静に伝える。
「ほんとだあああぁぁ!!」
「ああ、今、入籍してきた。」
「にゅうせきいいいぃぃぃ!?」
鈴太郎の報告に驚愕した真中は後ろにひっくり返りそうになるくらいにのけ反った。突然のことに衣緒もパニックになり鈴太郎を見上げる。
「リンくん!・・・あっ・・・。」
「へえ、そんな風に呼んでるんですか。」
赤くなる衣緒にそっけなく反応した新貝を見て真中がはっとしたように言う。
「新貝、だってお前、彩木さんのこと・・・。」
「略奪されたんですよ。去年二人で行った出張を利用して・・・。」
新貝は長いまつ毛を伏せて悲しそうに言う。
「出張・・・?あの一泊の・・・?ヨ、ヨシリン、まさか、立場を利用して夜這いを!?見損なったぞ!!」
「そんなわけないだろ。出張中は何も・・・してないわけじゃないけど。」
「何ぃ!?コンプライアンス研修受けただろ!?それを部下に遵守させる立場でそんなハレンチな・・・!!」
「しかも彩木さん左手薬指に指輪してますよ。」
おののく真中に新貝が冷静に伝える。
「ほんとだあああぁぁ!!」
「ああ、今、入籍してきた。」
「にゅうせきいいいぃぃぃ!?」
鈴太郎の報告に驚愕した真中は後ろにひっくり返りそうになるくらいにのけ反った。突然のことに衣緒もパニックになり鈴太郎を見上げる。
「リンくん!・・・あっ・・・。」
「へえ、そんな風に呼んでるんですか。」
赤くなる衣緒にそっけなく反応した新貝を見て真中がはっとしたように言う。
「新貝、だってお前、彩木さんのこと・・・。」
「略奪されたんですよ。去年二人で行った出張を利用して・・・。」
新貝は長いまつ毛を伏せて悲しそうに言う。
「出張・・・?あの一泊の・・・?ヨ、ヨシリン、まさか、立場を利用して夜這いを!?見損なったぞ!!」
「そんなわけないだろ。出張中は何も・・・してないわけじゃないけど。」
「何ぃ!?コンプライアンス研修受けただろ!?それを部下に遵守させる立場でそんなハレンチな・・・!!」