みずあめびより
「・・・ふーん。あ、ネックレスいい感じに出来ましたね。アドバイス料たっぷり頂いてありがとうございます。」
「お、お前、まさか・・・。」
自分の唇を指差して意味ありげににやりとする新貝に、鈴太郎は以前のエレベーターでの件を思い出して青くなった。新貝はそんな彼がおかしくて仕方がないという様子で笑いをこらえながら言う。
「スイートポテトですよ。彩木さんの手作りの。本当はもっと別のものが良かったけど、美味しかったですよ。」
「リンくん・・・!?!?衣緒・・・!?!?ネックレス・・・???スイートポテト・・・???」
真中はすっかりキャパオーバーのようだった。新貝が声をかける。
「真中さん、行きましょう。こんなバカップルの相手してたら食べ物冷めちゃうしビールぬるくなっちゃいますから。」
「お、おお・・・そうだな・・・。ヨシリン!今度ちゃんと説明しろよな!」
真中はそう言われて食べ物の存在を思い出した。踵を返し数歩進んだところで新貝が振り返った。
「・・・真中さんが驚き過ぎてうまく言えないみたいなんで、俺が代わりに言ってあげます。ものすごく言いたくないんですけど。」
「「?」」
「・・・おめでとうございます・・・。」
「「!!」」
驚く衣緒と鈴太郎の顔を見て新貝はさわやかに笑って真中の方に向き直ると前方を指差す。
「真中さん、あっちなら座って食べられるかもしれませんよ。」
そう言うとぶつぶつ言っている真中を引っ張って人けが少ない方に向かって歩いて行った。
「お、お前、まさか・・・。」
自分の唇を指差して意味ありげににやりとする新貝に、鈴太郎は以前のエレベーターでの件を思い出して青くなった。新貝はそんな彼がおかしくて仕方がないという様子で笑いをこらえながら言う。
「スイートポテトですよ。彩木さんの手作りの。本当はもっと別のものが良かったけど、美味しかったですよ。」
「リンくん・・・!?!?衣緒・・・!?!?ネックレス・・・???スイートポテト・・・???」
真中はすっかりキャパオーバーのようだった。新貝が声をかける。
「真中さん、行きましょう。こんなバカップルの相手してたら食べ物冷めちゃうしビールぬるくなっちゃいますから。」
「お、おお・・・そうだな・・・。ヨシリン!今度ちゃんと説明しろよな!」
真中はそう言われて食べ物の存在を思い出した。踵を返し数歩進んだところで新貝が振り返った。
「・・・真中さんが驚き過ぎてうまく言えないみたいなんで、俺が代わりに言ってあげます。ものすごく言いたくないんですけど。」
「「?」」
「・・・おめでとうございます・・・。」
「「!!」」
驚く衣緒と鈴太郎の顔を見て新貝はさわやかに笑って真中の方に向き直ると前方を指差す。
「真中さん、あっちなら座って食べられるかもしれませんよ。」
そう言うとぶつぶつ言っている真中を引っ張って人けが少ない方に向かって歩いて行った。