みずあめびより
「こういう時はグループデートに決まってるだろ?雑貨の派遣の玉川ちゃんも誘ったんだ。いや、俺には愛する嫁さんいるけどさ、彩木さん一人じゃ来づらいかと思ってな。公園でバーベキューやるんだよ。4人だけなのに皆それぞれ色々あって予定合わせるの大変でさぁ、7月の真ん中くらいに予定決めて、やっと今週末実行ってなわけだ。」
「・・・そうか。」
───あの雨の日より前にそんなイベントが決まってたんだな。
新貝一直は衣緒より1つ年下の29歳で、読者モデルにでもなれそうなかわいい系イケメンだ。
「新貝のやつ、かわいい顔してガンガン行くやつみたいだからな。彩木さん彼氏いないって玉川ちゃんに確認済だし。あ、もちろん今回の目的は女子二人には内緒だけどな。」
「ガンガン行くやつならお前が協力しなくても大丈夫なんじゃないか?」
鈴太郎は焦りを自覚していたが努めて平静を装って言った。
「そうだけど、かわいい部下達の恋を応援したいんだよ。彩木さんて、超美人とかナイスバディとかじゃないけど、真面目だし普通以上にいい子だよな。もし俺の息子が彼女として連れて来たら、いい子を見つけたなって言うだろうな。まぁ、まだ小学生だからまだまだ先だけどよぉ。」
ガハハと笑う。
「でも、彼女ちょっと固すぎる感じだから、チャラい感じの新貝とくっつけばちょうど良くなりそうだし。いやー、社内恋愛!ドッキドキだな!」
真中は一人でどんどん盛り上がっている。
「お前も二人がどうなるか見たくない?暇だったら一緒に行くか?行かねーか!お前つきあい悪りーもんな。」
「・・・行こうかな。」
「あーわかってるよ、行かないよな、うん。・・・え!?行くの!?」
「・・・そうか。」
───あの雨の日より前にそんなイベントが決まってたんだな。
新貝一直は衣緒より1つ年下の29歳で、読者モデルにでもなれそうなかわいい系イケメンだ。
「新貝のやつ、かわいい顔してガンガン行くやつみたいだからな。彩木さん彼氏いないって玉川ちゃんに確認済だし。あ、もちろん今回の目的は女子二人には内緒だけどな。」
「ガンガン行くやつならお前が協力しなくても大丈夫なんじゃないか?」
鈴太郎は焦りを自覚していたが努めて平静を装って言った。
「そうだけど、かわいい部下達の恋を応援したいんだよ。彩木さんて、超美人とかナイスバディとかじゃないけど、真面目だし普通以上にいい子だよな。もし俺の息子が彼女として連れて来たら、いい子を見つけたなって言うだろうな。まぁ、まだ小学生だからまだまだ先だけどよぉ。」
ガハハと笑う。
「でも、彼女ちょっと固すぎる感じだから、チャラい感じの新貝とくっつけばちょうど良くなりそうだし。いやー、社内恋愛!ドッキドキだな!」
真中は一人でどんどん盛り上がっている。
「お前も二人がどうなるか見たくない?暇だったら一緒に行くか?行かねーか!お前つきあい悪りーもんな。」
「・・・行こうかな。」
「あーわかってるよ、行かないよな、うん。・・・え!?行くの!?」