みずあめびより
公園に入ると彼女は受付に行き、落とし物が届いていないか聞いた。届いていないと言われたので届いたら連絡をもらえるように鈴太郎が電話番号を伝える。
「私、植木の整備とかされてる方に聞いてみます。葉吉さんはバーベキュー場の方見てもらえますか?」
「わかった。」
キーホルダーは最初に集合した時には確実に有り、ないことに気がついたのは帰りの駅に着いてからで、駅付近にはなかったので、公園内で今日行った場所をくまなく探すことにした。
───でもこんなに自然の多いところで、植物のキーホルダー探すなんて無謀かもな・・・。
バーベキュー場にはなかった。衣緒と合流したが、彼女の方でも見つからなかったようだ。二人でトイレ付近なども探す。
「・・・ないな。」
「あとは、迷路ですね。」
「いや、もういいよ。帰ろう。高いものでもないし。」
「値段の問題じゃないです。せっかく葉吉さんが買って写真まで撮るくらい気に入ってて、バッグにつけていたものですし。世界にひとつしかないものだし。」
「ありがとう。でももういいよ。その気持ちだけで心が回復したっていうか・・・。」
「葉吉さんはお帰りください。私は閉園まで探します。」
「!」
「私、植木の整備とかされてる方に聞いてみます。葉吉さんはバーベキュー場の方見てもらえますか?」
「わかった。」
キーホルダーは最初に集合した時には確実に有り、ないことに気がついたのは帰りの駅に着いてからで、駅付近にはなかったので、公園内で今日行った場所をくまなく探すことにした。
───でもこんなに自然の多いところで、植物のキーホルダー探すなんて無謀かもな・・・。
バーベキュー場にはなかった。衣緒と合流したが、彼女の方でも見つからなかったようだ。二人でトイレ付近なども探す。
「・・・ないな。」
「あとは、迷路ですね。」
「いや、もういいよ。帰ろう。高いものでもないし。」
「値段の問題じゃないです。せっかく葉吉さんが買って写真まで撮るくらい気に入ってて、バッグにつけていたものですし。世界にひとつしかないものだし。」
「ありがとう。でももういいよ。その気持ちだけで心が回復したっていうか・・・。」
「葉吉さんはお帰りください。私は閉園まで探します。」
「!」