今日もキミに甘え放題







長かった1日が終わり、ようやく由良ちゃんと一緒に学校を後にした。


目指すは朝に約束したクレープのお店で。

新作のクレープは、メロンを多く使用したフルーツたっぷりクレープだった。


「ん〜!
やっぱりここのクレープ、すごく美味しい!」

「今回の新作もすごく美味しいね……!」


私も由良ちゃんも新作クレープをセレクトし、美味しく食べていた。


「それにしても……今日の彩葉、やっぱり様子が変だったよ。なにかあったの?」


幸せな気持ちに浸っていたけれど、由良ちゃんのひとことによって現実に引き戻されてしまう。

恐らく私を心配してくれているのだ。

< 116 / 280 >

この作品をシェア

pagetop