今日もキミに甘え放題



こんな気にかけてくれる友達ができて、本当に幸せ者だ。

由良ちゃんになら話してもいいかな……と、何度思ったことだろう。


それでもいざ話すとなれば勇気が出なくて。
私は首を横に振るのだ。


「ううん、なんでもないよ。
ちょっと昨日は寝るのが遅かったのかも……」

「本当に?」
「だから今日は早く寝るね!」


明日から2日間は休日のため、次学校に行くときには元気な姿であろうと思った。

由良ちゃんに向けて笑いかけると、彼女はようやく納得してくれたようで。


新作クレープを堪能したあと、由良ちゃんと一緒に駅へと向かう。

途中で由良ちゃんと別れ、私は家へと足を進める。

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