今日もキミに甘え放題

「私たちに話しなさい！
友達なんだから、悩みくらい聞くよ？」

「……由良ちゃん」


その優しさが心にしみて、泣きそうになってしまう。
このまま話したくなったけれど。

いざ口にするとなれば、怖くて言葉を詰まらせてしまうのだ。


「彩葉ちゃん、話せる範囲でいいからね？」


話せる、範囲……。
美咲ちゃんの言葉に、相手が悠くんだとバレない程度に相談しようと思った。


「あ、あの……実は、幼なじみがいて……」
「へぇ！彩葉、幼なじみいたんだね」

「う、うん……今も仲良くしてて、でも喧嘩しちゃって……気まずくなって、避けてるの……それで」


それで、私はどうしたいんだろう。