今日もキミに甘え放題
「意味、わかってんの?」
「う、あの……ゆ、悠くん!」
「……なに?」
「悠くんにギュッてしてほしくて……頭も撫でてほしいの」
考えることを放棄した私は、悠くんに甘えることにした。
やっぱり私は悠くんに甘えたいのだ。
「はぁ……」
「ゆ、悠くん……ダメ?」
けれど悠くんはため息をついてしまう。
断られたらどうしようと不安だった。
「この無自覚バカ」
「え……」
バカ扱いされたかと思いきや。
悠くんは私をギュッと抱きしめてくれる。
私の願いを受け入れてくれたため、嬉しい気持ちで心が満たされていく。
「悠くん、大好き……ふふっ」
「じゃあ俺も好きなようにしていいんだな?」
私の頭を撫でてくれながらも、また話を戻されてしまう。