今日もキミに甘え放題
「悠二くんも中学のことに囚われず、好きなようにしていいのよ。自分を責める必要はないの。彩葉の面倒を見てばかりじゃ、自由な時間もないでしょう?」
「いえ、俺は別に……」
「悠二くんはなにも悪くない、親である私たちが気づくべきだった。彩葉のために今の高校を選んでくれたのよね?でも悠二くんにはもっと自分を活かして、好きなことをしてほしいの」
もっと早くに言うべきだったと、なぜか謝られてしまう。
謝る必要などない。
むしろ謝るべきなのは俺のほうだ。
それに俺は、ちゃんと自分の意思で動いている。